2017/05/18
税理士の仕事の一つに財務報告書の作成があります。
たいていは試算表にくっつけてお客様に渡すわけですが
エクセルで手作りするのが僕は好きです。
Contents
財務報告書ってなに?
月次の資産評価から売上高の3期比較や、売上高累計金額
売上高の移動年計グラフ、損益分岐点分析グラフなどを作って
お客様の現状の把握をしてもらうための報告書です。
会計ソフトごとに連携するサービスがある
以前使っていたミロク情報サービスでは栃木にある会社
が作っていたソフトと連携できました。
ミロクの会計データをエクスポートしてそのソフトで取り込めば
パッと、財務報告書ができてしまいます。
弥生会計にもおなじようなソフトがあり、こちらもエクスポートした
会計データがあればすぐに財務報告書が完成します。
とっても便利なサービスだけど応用が効かないこことも
お客様に報告しに行くのに試算表だけだと説得力がありません。
視覚に訴えかける資料が必要になります。
そんなときにはこのような財務報告ソフトは便利ですね。
ただ、その報告書に間違いがあるときにはエクスポートした
会計データを修正しなければなりません。
そのデータの修正に時間がとってもかかるという
逆説的なこともあります。
自分で作ってないのでお客様に説明できない
移動年計グラフというものがあります。1年間の売上高を
一ヶ月づつづらしていく折れ線グラフですね。
仮に毎月同じ金額の売上げですと1月づらしても一年間の
売上金額は同じになりますので折れ線グラフはまっすぐに
なります。
財務報告ソフトを使い始めたときこの移動年計グラフを
うまくお客様に説明できませんでした。
ちょっとふれてすぐに違う説明に入りましたね。
どうやってこのグラフを作っているのか分からないので
説明できず突っこまれたらどうしようと
ドキドキしていました。
お客様になぜこの数字になるのか突っこまれて困った。
財務報告書にはキャッシュフロー計算書もありました。
間接的な方の計算書でしたが、なぜこの金額がここに
飛んできているのか分からないままお客様に出したところ
突っこまれて困ったことが何回かあります。
これも自分で作っていないことの弊害ですね。
キャラクターが入った財務報告書もある
その時々の財務内容によりキャラクターが変化するサービス
も使っていました。
ビジネスの場にこのキャラクターはふさわしいのだろうかと
思いつつお客様に渡していましたね。
幸いお客様にはわかりやすいと評判でした。
ただこの資料を作っているときに僕のテンションは下がりっぱなし
でした。
僕はなるべくキャラクターなど抜きにしてシンプルで見やすい
資料を作りたかったのです。
自分が手にとってうれしい財務報告書を作りたい!
断捨離で有名な近藤麻理恵さんがこんなことを言っていました。
手にとってときめかないものはどんどん捨てていきましょう
と。
そういう感覚って財務報告書にも当てはまると思います。
財務報告書に限らずもらった紙の資料を大切に保管して
おこうと思わせることができるものを作りたいのです。
それには作っているサイドが納得できないといけないと
おもいます。
エクセルで手作りすればフォントからカラー、サイズ
グラフの配置など自由自在です。
自分で作っているので説明もわかりやすくすることが
できます。
↓ 理想はこのようなシンプルな報告書
(編集後記)
鳥のさえずりとともに起きることができています。
とてもすがすがしいものです。
(昨日の一日一新)
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