2017/05/18
ゴールデンウィークも終わったこの時期、税務調査が一番少ない
と言われています。
税務署職員が7月に移動があるのでその時期とかぶってしまうから
なんですね。でも全くないわけではありません。
飲食店などの現金商売の調査は抜き打ちでおこなわれることも
ありますので気を抜かないようにしましょう。
また飲食店の調査は必ず調査員が事前にその店に行って食事して
ます。そのほかにも営業時間などの実地調査を済ませているので
うそはつかないようにしましょう。すぐにバレてしまいます。
Contents
税務調査は通常予告される
飲食店などの現金商売は抜き打ちで税務調査があると言いましたが
これも絶対ではありません。
通常の税務調査のように予告されることもあります。
でも経験上ほとんどの飲食店では予告されないでの税務調査が
行われています。
現金商売の前日の売上を朝一で調べたいので予告しないで来ます。
自宅と店舗同時に来て現金の残高をチェックすることもありますよ。
飲食店の税務調査で注意すること
飲食店の税務調査で注意しなくてはいけないのは
次の点です。
1、まかないを自分や社員、アルバイトに提供しているか、
聞かれます。提供していなければその旨を伝えましょう。
提供して入ればその分を収入に計上する必要があります。
2、2店舗以上ある場合、どのようにして管理しているのか
答えられるようにしておく。
管理体制が甘いと自分のいない店舗で不正がないか疑われて
しまいます。
3、レジに空打ちがないかチェックする。
空打ちがあったら説明できるようにしておく。
レジの空打とは、一度レジでお会計をしてお客さんからお金を
もらいます。その後その売上を取り消して現金だけ抜いてしまう
ことを言います。
4、従業員への給与の渡し方が現金手渡しだと
架空人件費を疑われます。
なるべく通帳に振り込むようにしましょう。
それでは各項目について詳しく見ていきましょう。
まかないは収入に計上しないとダメ
もし従業員やアルバイトにまかないを提供していたら、
提供している人からまかない代を徴収するようにしましょう。
徴収したまかない代は収入に計上します。
もしこれをしていないと税務調査で収入の計上漏れを指摘
され税金を追加で支払うことになります。
まかないの有無は調査のときには絶対と言っていいほど聞かれる
項目です。チェックしておきましょう。
レジで不正がないか常にチェックする
2店舗以上あると自分がいない店で店員の不正があるかもしません。
特にレジで現金を抜いてしまっていないか調査官は目を光らせています。
税務調査の時にレジのジャーナルは必ず見ます。
そこで会計の取り消しがあると空打ちを疑って来ます。
普段から自分自身でジャーナルをチェックして自分のいない店舗で
空打ちがないか確認しておきましょう。
毎日みるのは大変でしょうから週に一度でもいいのでチェックする
といいでしょう。
アルバイトの給料はとくに注意
アルバイトの人件費を手渡しで行なっているところは多いと思います。
調査官はアルバイトから確認の署名や印鑑をもらっているかどうか
聞いてきます。
本当にお給料を支払っているのか疑っているのですね。
調査官はアルバイトが実在する人物かどうかを見極めるために
源泉徴収簿、給与支払報告書、履歴書があるかどうかをチェックしてきます。
アルバイトは出入りが激しいので面倒かもしれませんが
このような書類は証拠書類となります。
調査の時間短縮になりますので保管しておくようにしましょう。
あと、アルバイトを採用したら扶養控除等申告書を書いてもらうようにします。
これがないと乙欄といって源泉所得税を多く徴収することになってしまいます。
扶養控除申告書がなくて甲欄の源泉所得税を徴収している場合には
源泉所得税の徴収不足を指摘されてしまうので注意しましょう。
編集後記
昨日は上着を着ていなくて寒かったです。
今日もあまり気温が上がらなそうなので
上着を着ていきます。
上着を着るときはネクタイを着用するのが
僕流です。
(昨日の1日1新)
神奈川県仲町台駅