2017/05/18
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えっ、欧米人には肩こりがいない!?
どうやら欧米人には肩こりの人がいないらしいです。
その原因は欧米人と日本人の筋肉の付き方の違いにあるとにらんでます。
どうして僕がそう思うのか解説していきます。
肩こりを起こしている筋肉は僧帽筋
肩がこった時に手で揉んでいるのは僧帽筋という筋肉ですよね。
この筋肉が固いと肩がこってますねと言われてしまいます。
それではなぜ、日本人は僧帽筋がこわばって固くなってしまうのでしょうか。
日本人は広背筋が弱い
広背筋は背中にある僧帽筋の下部筋肉をいいます。
下の図のように矢印方向に収縮して姿勢を安定させています。
日本人は農耕民族で田植えの文化があります。田植えは前かがみに
なって行うので、広背筋が強すぎると不都合であったためあまり発達
してこなかったと思われます。
一方欧米人は狩猟民族で槍や弓で獲物を仕留めて生活してました。
そうなると、腕を引くという動作が重要になり広背筋が発達しました。
蛇足ですが、今回のオリンピックもやり投げはゲルマン民族であるドイツ人
が優勝してます。2位はケニア人ですね。どちらも狩猟民族です。
あと、サッカー選手のクリスティーアーノ・ロナウドの後背筋はものすごい
ですよね。
広背筋の弱さが僧帽筋を固くする。
広背筋が強い欧米人は後ろ側に筋肉を収縮させています。
そうすると自然と肩が後に回って胸が開いていきますよね。
その時僧帽筋は下の方に収縮しています。これが僧帽筋本来の状態です。
この状態にあれば肩こりは起きません。
一方日本人の多くの人は広背筋が弱いので肩が前に出て、猫背になってしまいます。
猫背になると頭もそれにつられて前に倒れてしまいます。
その時僧帽筋は上の図のように頭の方に引っ張られてしまっている
事になります。本来、下の方に収縮していなければならないものが
上に引っ張られてそれが原因で固くなってしまうのです。
パソコンの普及で欧米人にも肩こりが
パソコンが普及される前までは本当に欧米人に肩こりの人がいなかったみたいです。
でも、パソコンを使うようになり、腕と肩を前に出すことが多くなって肩こりの人が増えている
らしいのです。
まとめ
肩こり対策としては、パソコン時の姿勢を胸を開いた状態で行うことと、その姿勢を無理なく
キープするために、筋トレで広背筋を鍛えるということがあげられるかと思います。
肩こりの原因が広背筋にあると説いている人は少数派かもしれません。
そして肩こりの原因が広背筋にしかないとも思っていません。
ですが、いろいろ肩こりの治療をしてきたという人で広背筋が弱い方は是非
鍛えていただきたいですね。姿勢も良くなると思います。
広背筋の鍛え方がよくまとめられているサイトが有りましたので
ここで確認してみてください。
- 編集後記
昨日のベンチプレスワークアウト
30kg×12回
45kg×8回
45kg×4回
を2回繰り返し
(昨日の1日1新)
comlete anatomy(app storeより無料版をダウンロード)
今回の画像はcomlete anatomyのものをSkitchで加工したものです。