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個人事業主にかかる税金の全てをまとめてみました

time 2016/12/01


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個人事業主として開業すると、会社員時代と違い

確定申告という手続きを経て税金を納めることに

なります。

いままでは会社でやっていてくれていた計算を

自分でしなくてはなりません。

個人事業主に関わる税金の基礎知識を知って、

不安を解消しておきましょう。

個人事業主が納めなければならない税金

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事業主が支払わなければならない税金は以下の

ようになっています。

・所得税

・住民税

・事業税

・消費税

このうち所得税、住民税は会社員時代も納めています。

(自分で納めていないので実感はないかもしれません。)

事業税、消費税は個人事業主となってはじめてかかってくる

税金です。

これらの税金は消費税を除いて、所得税の確定申告の時に

計算される所得に基づく税金です。

なので所得税の確定申告が個人事業主の重要なしごと

であることをわかっておきましょう。

個人事業主の重要な仕事、が所得税の確定申告

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1、確定申告ってどういうもの?

確定申告とは、1月1日〜12月31日の間に

どれだけ収入があり、どれだけ経費がかかり、

どれだけ利益が出たかを確定させることをいいます。

そして確定申告書という書類を作り税務署に提出

して税金を納めることを確定申告を申告したと

いいます。

会社員時代は所得税は年末調整という手続きを

経て納めていました。

個人事業主は確定申告を自分で計算して納めて

いきます。

ここが会社員時代と一番異なるところでしょう。

2、所得税の計算方法

・まず、売上から経費を引いて利益を計算します。

・利益から所得控除を引いて所得を計算

・所得に税率をかけて所得税を計算します。

3、所得税の確定申告の提出期限

毎年2月16日から3月15日までの1ヶ月間となっています。

所轄の税務署に郵送か、もっていくようにします。

住所によって所轄の税務署は異なってきます。

国税庁ホームページで検索すると確認できます。

毎年3月15日直前になると税務署が混雑するので2月中に

提出しておくとスムースにすすむでしょう。

4、所得税の納付期限

所得税の納付期限は3月15日までとなっています。

確定申告書で計算した税金の金額を納付書に書いて、銀行などの

金融機関で納付します。3月15日が休日の場合は16日が

期限になる場合もあります。

住民税

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1、住民税の基礎知識

住民税は、所得税の確定申告書を税務署に提出したときに

同時に完了します。確定申告書が市町村にわたり、住民税を

計算します。

2、住民税の計算方法

その計算方法は所得税とほぼ同じです。

所得税の時に計算した利益を元に計算されます。

利益が少なければ住民税も少なくなります。

なので所得税の確定申告のときに経費をもれなく

計上して利益を抑えておくことが重要になります。

所得税の計算が住民税にも影響することを理解しておきましょう。

3、住民税の納付の仕方

区役所や市役所から5月から6月にかけて住民税の納付書

が送られてきます。所得税の確定申告をもとに地方自治体が

住民税を計算してきます。

納付書は、一括納付か分割納付かに選択できるようになっています。

 

分割納付は、第1期が6月末、第2期は8月末、第3期は10月末

第4期は1月末が納付期限となります。(各地方団体によって

ちがうかもしれません)

銀行、などの金融機関で納めます。

事業税

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1、事業税の計算方法

事業税も所得税の確定申告を元に計算される税金です。

事業での利益から290万円を差し引き、3%または

5%の税率を掛けて計算します。

住民税と同じように地方自治体が税金を計算してきます。

2、事業税の納付の仕方

毎年8月に都税事務所や県税事務所から納付書が送られてきます。

8月末と11月末が納付期限となっている納付書です。

この納付書を金融機関にもっていき納付することになります。

地方によっては8月末に一括で納付できるところもあるみたいですね。

消費税

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1、どんな人が消費税を納める必要があるのか?

消費税は前々年の売上が1000万円を超えると納めなくては

ならない税金です。

なので少なくても開業から2年間は消費税は関係ありません。

2、消費税も確定申告する

消費税も所得税と同様に確定申告書を税務署に提出しなければ

なりません。

ただ、その提出期限は3月31日までとなっていて所得税よりも

余裕があります。

もちろん、所得税の確定申告書と同時に提出しても大丈夫です。

3、消費税の納付期限

消費税の納付期限は、消費税の確定申告書の提出期限と同じ

3月31日となっています。

納付書に税金を記入して金融機関で納付します。

所得税と消費税の振替納税制度

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確定申告しなければならない所得税と消費税の

納付については振替納税制度があります。

一度税務署に届出をしなければいけませんが、

毎年納付書を記入するなどの手間を省けます。

しかも、引き落としが普通に納めるよりも

遅く設定されています。

自動引き落としの分優遇されているんですね。

ちなみに所得税は毎年4月20日前後、

消費税は毎年4月25日前後が引き落としの

日となっています。

残高不足に注意が必要ですが、オススメの制度です。

まとめ

所得税、住民税、事業税と事業の利益を元に計算されます。

利益が少ないとこれら3つの税金は連動して下がります。

経費をもれなく計上することが節税の王道になります。

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こちらの記事も参考にしてください

節税の基本は経費を漏らさず計上すること。毎日こまめに入力しよう!そのためにもどんぶり勘定せずにこまめに経理をするようにしましょう。

編集後記

プロテインの2箱目がなくなりました。ある程度筋肉が付いて

きたので、すばらくプロテインを摂らないようにしてみようと

おもいます。

(昨日の1日1新)

ランニング中に懸垂をミックス

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管理人 塩野勝大

IMG_0054.JPG 埼玉県越谷市で税理士をしてます。ブログを平日毎日更新中。ビジネスパーソンに役立つ健康情報なども税理士ながら投稿してます。詳しいプロフィールはこちら

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