2017/05/18
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消費税を支払うのは誰か
消費税を支払っているのは誰でしょうかという質問をして答えられる人は割りと少ないような気がします。
所得税は誰が支払っているのかというのであれば給与所得者(サラリーマンの方)、その本人が所得税を
支払っています。ただ、お給料から天引きされているので所得税を支払っている実感が沸かないかもしれませんが。
一方、消費税を払っているのは、通常であれば、株式会社などの法人と、個人事業主ということになります。
消費者にとってあれだけ馴染み深い消費税を消費者は納めていません。
実際に税務署(国)に消費税を納めているのは消費者にものを売っている法人や個人事業主です。
消費者は消費税を支払ってはいません、負担してるだけになります。
これが、消費税が間接税と言われるゆえんです。消費者が負担して実際に税金を支払うのが法人、個人事業主だからです。
また、所得税は直接税です。税の負担者がそのまま、その税金を支払うからそう呼ばれています。
消費者が消費税を支払うケースもある(間接税なのに)
消費者(例えば、主婦)が個人輸入した場合には、その本人が消費税を納めることになります。
例えば、インターネットで個人的に家具を買ったとします。その家具に対する消費税額をその配達してくれた
郵便局員さんに支払う事で納税は完了ということになるんですね。
個人輸入と普通の輸入のちがいは?
個人輸入は、輸入した商品を個人で消費するためにする輸入のことを言います。
一方、普通の輸入は、販売目的で輸入するものを言います。
個人輸入か普通の輸入かは輸入の時に税関が判断します。
その判断基準としては輸入する量や宛先で個人的なものかどうかを判断しているようです。
個人輸入の場合の消費税の特典
特典1
個人輸入に該当すると消費税は、その商品の金額ではなく、その60%に対して消費税が課されます。
(6掛けなので、普通の輸入より消費税が安くなります。)
例えば20万円の商品だったとすると、20万円×60%で12万円。12万円に消費税の8%を掛けて
9600円の消費税ということになります。
特典2
6掛けした金額が、1万円以下だと消費税が免除される。
つまり、60%で割戻した金額16,666円以下の商品を個人輸入した場合には消費税は支払わなくて
いいことになりますよ。(ただし、免税対象外の商品もあるので注意が必要です。)
まとめ
消費税を支払うのは、基本的には法人と個人事業主ですが、個人輸入した場合にはその輸入者が
消費税を支払うことになります。
ただし、個人輸入の金額が16,666円以下の場合には消費税が免除されるので支払う必要は無くなります。
この「消費税を支払う人」のことを税法では「消費税の納税義務者」といいます。
- 編集後記
先日サプリンクスという海外サプリメント通販会社からサプリを個人輸入したのですが、
届けてくれた郵便局員さんが消費税を請求することはありませんでした。
3000円のサプリ1つでは消費税はかからないのですね。
(昨日の1日1新)
ダージリンティー
紅茶にハマってまいます。